災害時心リハ対応マニュアル
災害時心臓リハビリテーション対応マニュアル
被災地における医療支援は、急性期災害診療から中長期の医療体制の確保,慢性期心疾患患者への運動療法の指導,心理的ケアとその対象が経時的に広がっていきます。私たち心臓リハビリテーション従事者も,その時々の必要性に応じて適切に対応するべく普段から準備しておく必要があります。今回の東日本大震災の経験を通じて,日本心臓リハビリテーション学会では心臓リハビリテーション従事者を対象として,災害時の実践的対応や災害に対する心構えをマニュアルとしてまとめることとしました。読者対象としては,心臓リハビリテーション関連の医師・看護師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・臨床工学士・薬剤師・栄養士・心臓リハビリテーション指導士などを想定しています.
また、本学会では災害発生時に他学会と連携して他職種連携で災害地でのリハビリテーション支援活動を行っていきたいと思います。
日本心臓リハビリテーション会員だけでなく,いざというときに参考にしていただけるように,災害時対応マニュアルとしてまとめました。非常時のために本学会のホームページからダウンロードして手元においていざというときに参考にしていただければ幸いです.
日本心臓リハビリテーション学会
災害対策部会長 田嶋 明彦
2014年4月