今後の治療・療養について患者・家族と医療従事者があらかじめ話し合うことです。病気の終末期においては約70%の患者で意思決定が不可能になります。あらかじめ今後の治療について話し合っていくことは大変重要です。ACPでは、①患者が望めば、家族や友人とともに行われる、②患者が同意のもと、話し合いの結果が記録され、定期的に見直され、ケアにかかわる人々の間で共有される、ことが一般的で、ACPの話し合いの内容には①患者本人の気がかりや意向、②•患者の価値観や目標、③病状や予後の理解、④治療や療養に関する考え方や意思決定、そのことを実現化させる体制について、などが含まれます。