よくあるご質問  

心臓病の治療について – 手術・デバイス(装置)を用いる治療 Q.1

Question

ペースメーカ

Answer

脈が遅くなる(徐脈)病気に対する治療法で電気刺激を発生させるペースメーカ本体と電気刺激を心臓に伝えるリードによって構成されており、本体から一定のリズムで心臓に電気刺激を伝えることで心臓が拍動します。本体は基本的に肩の近くに留置し、リードは基本的に鎖骨下静脈と呼ばれる血管を通して心臓に留置(右心房、右心室)します。現在、ペースメーカの種類には患者さんの症状や体の要求に合う性能を持つ機種が選択されます。最新のものではリードがなく、直接、心臓内に留置するペースメーカやMRI撮影が可能な機種も利用され始めています。ペースメーカ本体は電池で動いており、電池が消耗すると本体を交換する必要があります。電池に関しては定期的なペースメーカチェック(リードの状態等も確認)を行うことで状態を把握します。ペースメーカチェックに関しましては最近ではネット回線を使用して行うことも可能となってきています。