心臓病の治療について – 食事療法 Q.5
Question
飲酒
Answer
心臓病にとって、少量の飲酒は病気の発症リスクを下げるとことが分かっていますが、日本酒1日1合以上のアルコール摂取は、反対にリスクを増大させることも分かっています。過度な飲酒は、血圧の上昇や尿酸値、中性脂肪の増加をもたらします。飲酒量を80%程度減らすと、1-2週間で血圧が下がるといわれており、毎日飲酒する人であれば、週に2回休肝日を作ることで達成できます。また、エネルギー量としては、ビール1缶(350ml)が約150kcalであり、毎日1缶控えることで、半年後には約4kgの体重減少をみこめる計算になります。日本高血圧学会が提示している推奨量は、エタノールで男性20-30ml/日以下、女性10-20ml/日以下(日本酒換算で1合相当、焼酎では80ml相当)とされています。