よくあるご質問  

心臓病の運動療法について Q.2

Question

心臓病を持つ人が運動療法をしてはいけないのはどのような場合ですか?

Answer

次にあてはまる方は、運動療法の適応にはなりません。
1) 不安定狭心症や高度大動脈弁狭窄症、左室流出路狭窄をお持ちの方
2) 急性心筋梗塞や急性心内膜炎、急性心筋炎、急性大動脈解離などの発症直後の方
3) 心不全の病状が不安定であったり、
足のむくみ(浮腫)が強い方
4) 重篤あるいは病状が不安定な高血圧症、糖尿病、不整脈などの合併症をお持ちの方
5) 医師より運動を止められている方

上記にあてはまる方は、運動を行うことによって重症不整脈や心不全の悪化などが起きる可能性があるため、運動療法は治療により病状が安定したのちにおこなっていただくことになります。
心臓病をお持ちの方は、ご自身が運動療法をしても大丈夫なのかどうか、主治医に確認されるとよいでしょう。