栄養学の面からアプローチ Q.7
Question
ワーファリンという薬を処方されているのですが、注意すべきことはありますか?
Answer
ワーファリンとは抗凝固剤のことです。これを服用している場合、ビタミンKを含む下記の食品の摂取には注意が必要です。
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納豆は禁止です
納豆にはビタミンKが多く含まれます。腸内細菌に納豆菌が作用すると、通常の200倍ものビタミンKを合成し、ワーファリンに対して拮抗作用を示します。ねばりのない納豆も最近ではみられますが、ねばりの有無にかかわらず、納豆菌の作用により納豆になるわけですから、食べないようにしてください。 -
ビタミンKを多く含む野菜(キャベツ・小松菜・ほうれん草・春菊)を、一度にたくさん食べないようにしましょう。
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クロレラは摂取しないようにしましょう
ビタミンKは血液が凝固する仕組みの中で、凝固因子が合成されるのを助けます。つまり血液を固まらせる役目をするため、ワーファリンとは作用が拮抗するわけです。